「森のウイング」は、長崎県下で初の入所授産施設として、2001年4月1日にオープンしました。
定員は20名で、入所者は2004年10月現在 17名です。


活動内容

入所授産施設は、利用者の方に就労の場と生活の場を提供します。
森のウイングでは、3.5ヘクタール(約1万坪)のお茶園で、入所者とスタッフが力を合わせて、お茶の生産と販売を行っています。
現在は加工したお茶の大部分を「卸センター」に依存していますが、徐々に販売の門戸を広げています。
美味しくて地方色豊かな「森のウイング特製茶」を目指しています。

授産施設とは

 授産施設には、通所授産施設(以下「通所施設」)と入所授産施設(以下「入所施設」)とがあり、精神保健福祉法に定められている社会復帰施設の一つです。
 通所施設は、一般就労が困難であるが、相当程度の作業能力のある精神障害者が、専門的知識を持った職員や回復途上にある仲間と共に、それぞれの授産施設で取り組んでいる業種(作業)を通して、社会復帰及び自立と社会経済活動への参加の促進を図ることを目的とした施設です。
 入所施設は、通所授産施設の条件に加え、住居の確保が困難でかつ多少の介護があれば日常生活を営むことが可能な精神障害者を対象とし、居住する場も提供している施設です。
 利用者の数は、通所施設で20人以上、入所施設で20人以上30人以下と決められています。利用期間は、利用者各人の希望をもとに、作業能力、利用目的や計画、また顧問医の意見などによって、それぞれの施設に応じて決定しています。職員は施設長、精神保健福祉士、作業療法士、精神障害者社会復帰指導員など5人以上と、顧問医(非常勤も可)が1人以上配置されています。
 施設によって取り組んでいる作業の種目はさまざまですが、利用者の作業能力や適性に配慮し、より多くのニーズに対応できるよう多種な種目や行程を用意しています。また、作業に従事した者には一定の工賃が支払われます。その他、日常生活や対人関係、金銭の使途、余暇の活用などについても指導・援助し、レクレーションや行事などを通して地域交流等を行っています。給食を実施している施設もあります。最近は社会就労センターと呼ばれることもあり、今後、就労支援が課題となります。
 なお、「森のウイング」は入所授産施設としては長崎県初となります。

 お茶製品の紹介 ※ご注文もできます!

 「森のウイング」の写真

 一日の流れと茶園の年間スケジュール

 地図
お問い合わせ先
精神障害者入所授産施設「森のウイング」
長崎県島原市礫石原町丙723番地1
TEL/0957-65-5036  FAX/0957-65-5037
E-mail/moriwing@takagihp.or.jp